パオバザール
みろくへの道
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アフガニスタンをはじめとするユーラシア各地の文化遺産の保護活動を行ってきた東京藝術大学ユーラシア文化交流センターの記録。「みろく−終わりの彼方 弥勒の世界−」の展覧会図録を軸に再編集。
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2022年10月、バーミヤン研究の第一人者、前田耕作先生が逝ってしまわれた。
本書は「みろく―終わりの彼方、弥勒の世界-」の展覧会の図録を軸に、前田耕作先生のバーミヤン研究の歩み、対談、インタヴューなどを加えて再編したもので、遺産保護・再生の活動記録ともなっている。
お釈迦様亡き後、何億年後の未来に現れて、多くの人を救済するという弥勒。弥勒への信仰は、さまざまな形をとってシルクロードをかけめぐった。そのひとつの現れがアフガニスタンのバーミヤンの谷だった。かつてはそこには東西両大仏、あまたの石窟、それらを荘厳する壁画という壮大にして華麗なる仏の世界が広がっていた。頭上を太陽神が飾る、釈迦仏の東大仏に対して、西大仏は下生する弥勒仏ともされ、この大パノラマは弥勒信仰の宇宙でもあった。
これが崩れ去った現在、コロナ禍、戦争の時代に生きる我々は、果たしてその未来に、弥勒の世をたぐり寄せることができるのだろうか。「天翔ける太陽神」「青の弥勒」の再生は始まりの第一歩である。
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みろくへの道
著者:東京藝術大学ユーラシア文化交流センター、前田耕作、井上隆史、前田たつひこ
出版社:株式会社 包 (PAO)
発売日:2023/01/01
サイズ:25cm(B5判) / 275p